今回扱うのは、バンビー氏の動画で紹介されたメガヤミラミのマジックミラー受け構築です。
ヤミラミはメガ進化前の特性いたずらごころで変化技を先制で使え、メガ進化後はマジックミラーで相手の変化技を跳ね返せます。
つまり、メガ前は先制変化技、メガ後はステルスロック・ちょうはつ・どくどくなどを拒否する受け駒として動けるポケモンです。受け構築やサイクル構築が好きな人ほど、かなり面白く使える型です。
▶ 参考動画(バンビー)
- メガヤミラミは、マジックミラーでステルスロック・ちょうはつ・状態異常を拒否できる受けポケモンです。
- 基本技は、おにび / イカサマ / じこさいせい / めいそう。
- カバルドンやガブリアスの展開を止めつつ、裏のウルガモスやドヒドイデを通しやすくします。
- 一方で、フェアリー技・高火力特殊・ラムのみ持ちには注意が必要です。
メガヤミラミの基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ポケモン | ヤミラミ → メガヤミラミ |
| メガシンカアイテム | ヤミラミナイト |
| タイプ | あく / ゴースト |
| メガ前特性 | いたずらごころ |
| メガ後特性 | マジックミラー |
| 主な弱点 | フェアリー |
| 役割 | 受けサイクル、ステロ拒否、物理ごまかし、変化技メタ |
種族値の目安
| 形態 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 通常ヤミラミ | 50 | 75 | 75 | 65 | 65 | 50 |
| メガヤミラミ | 50 | 85 | 125 | 85 | 115 | 20 |
メガ進化すると防御・特防が大きく伸びる代わりに、素早さはかなり低くなります。台本でも触れられている通り、メガ進化後はカバルドンより上からじこさいせいを押しにくくなるため、メガ進化のタイミングは重要です。
この型のコンセプト
このメガヤミラミは、相手の展開技を跳ね返しながら、鬼火とイカサマで物理を崩す受けサイクル枠です。
カバルドンのステルスロック、ガブリアスの展開、ギャラドスのちょうはつ、耐久ポケモンのどくどくなどを、マジックミラーで牽制できます。
特に強いのは、相手が「ここでステルスロックを撒きたい」と思う盤面でメガヤミラミが見えているだけで、相手の行動が歪むことです。
技構成
| 技 | 優先度 | 役割 |
|---|---|---|
| おにび | 確定級 | 物理アタッカーを機能停止させる。カバルドン、ガブリアス、ミミッキュ、ギャラドスに刺さる。 |
| イカサマ | 確定級 | 相手の攻撃を利用する打点。剣舞ガブリアスやギャラドスへの圧力。 |
| じこさいせい | 確定級 | 受けサイクルの生命線。PP管理が重要。 |
| めいそう | 優先 | 特殊耐久を底上げし、詰ませ性能を上げる。 |
| まもる | 選択 | 安全にメガ進化したい場合。めいそうとの選択。 |
| ちょうはつ | 選択 | 受け同士の対面や積み技対策。技スペースは厳しい。 |
| ナイトヘッド | 選択 | 定数打点。イカサマが通りにくい相手への候補。 |
| アンコール | 選択 | 積み技や回復技を縛る候補。いたずらごころ時の奇襲性能が高い。 |
台本では、イカサマ・おにび・じこさいせいまでを軸にし、ラスト1枠をめいそうにしています。
まもるを採用すれば安全にメガ進化しやすくなりますが、めいそうを採用すると詰ませ性能が上がります。受け構築として長く戦うなら、めいそうの圧はかなり大きいです。
技の選び方
| 目的 | 優先したい技 | 考え方 |
|---|---|---|
| 物理を止めたい | おにび+イカサマ | 基本セット。火傷で弱体化し、攻撃が高い相手ほどイカサマで削れます。 |
| 受け切りたい | じこさいせい | PP管理込みで必須。押しすぎると終盤に足りなくなります。 |
| 詰ませたい | めいそう | 特殊耐久を上げ、相手の崩し手段を減らします。 |
| 安全にメガ進化したい | まもる | メガ進化ターンの事故を減らせますが、めいそうを切ると詰ませ性能は落ちます。 |
| 受け同士を崩したい | ちょうはつ / アンコール | 回復技や積み技を縛りたい場合の候補。ただし技スペースがかなり厳しいです。 |
おすすめ調整
| 型 | 性格・努力値 | 狙い |
|---|---|---|
| HB受け型 | ずぶとい / HP252・防御252・特防4 | 物理アタッカーをおにび・イカサマで止める基本型。 |
| HD寄せ | おだやか / HP252・特防252・防御4 | 特殊相手やめいそう展開を重視する型。 |
| 両受け調整 | HP252 / 防御・特防調整 | 構築単位で受けたい相手に合わせる。 |
動画内では「HB」という発言があり、物理に厚いメガヤミラミとして運用されています。カバルドン、ガブリアス、ミミッキュ、ギャラドスのような物理寄りの相手を意識するなら、HBベースが扱いやすいです。
ただし、メガヤミラミは特殊耐久も高いため、めいそうを絡めて特殊方面まで見る動きも可能です。どちらに寄せるかは、裏に置く受け駒で決めます。
テラスタル候補
台本ではマジックミラーと受けサイクルが中心ですが、補足としてテラスタルを考えるなら、弱点であるフェアリーへのケアか、詰ませ性能の補強を意識します。
| テラスタイプ | 狙い | 評価 |
|---|---|---|
| どく | フェアリー耐性を得る | 最もわかりやすい弱点補完。受け構築と相性が良いです。 |
| はがね | フェアリー耐性+耐性強化 | 耐性は優秀ですが、格闘・地面弱点が増える点に注意。 |
| フェアリー | 悪・格闘方面への耐性変更 | 受け先をずらす候補。元のゴースト・悪耐性を失う点は要確認。 |
| あく | イカサマの打点補強 | 攻撃的な候補。受け性能より削りを重視する場合。 |
基本は、テラスタルで強引に全対応するより、裏にフェアリー受け・特殊受けを置くほうが安定します。メガヤミラミは受けの軸ですが、1体で全てを見るポケモンではありません。
立ち回りのポイント
メガ進化前は変化技を先制で使えます。おにびやじこさいせいを先に押したい場面では、あえてメガ進化を急がない判断もあります。
カバルドンやガブリアスのステルスロック、ちょうはつ、どくどくを跳ね返して、裏のウルガモスやサイクル枠を動かしやすくします。
物理アタッカーにおにびを入れ、イカサマや裏の受け駒で処理します。ラムのみ持ちには注意が必要です。
受け構築では、じこさいせいのPPが勝敗に直結します。カバルドンのなまけるや相手の攻撃PPも見ながら回します。
強い対面
カバルドン対面
メガヤミラミは、カバルドンのステルスロックをマジックミラーで跳ね返せます。台本でも「初手カバルドンのためにメガヤミラミから組んでいる」と説明されており、ステロ展開への回答として非常に強力です。
ただし、カバルドンのじしん自体は受ける必要があるため、鬼火を入れてからじこさいせいで粘るのが基本です。メガ進化後は素早さが下がるため、回復タイミングには注意します。
ガブリアス対面
ガブリアスに対しては、おにびとイカサマが重要です。剣の舞を積まれた場合でも、イカサマで相手の攻撃上昇を逆利用できます。
ただし、ラムのみや高火力地面技で崩される可能性があります。台本でも、ガブリアスへの技選択が難しい場面が多く、メガヤミラミ運用の難しさが出ています。
ギャラドス対面
ギャラドスはちょうはつを持っている可能性があるため、いきなり変化技を押すのは危険です。台本では、ちょうはつを読んでイカサマから入る動きが紹介されています。
挑発がなければおにび、挑発がありそうならイカサマ。ここは読み合いになりますが、メガヤミラミ側も一方的に止まるわけではありません。
相性の良い味方
| 味方 | 相性が良い理由 |
|---|---|
| ウルガモス | ステルスロックを嫌う積みエース。メガヤミラミがステロを拒否することで動きやすくなる。 |
| ドヒドイデ | 黒い霧・どくびし・高耐久でサイクルを補助。物理積みへの切り返しにも使える。 |
| ガブリアス | スカーフや高火力地震で終盤処理。メガヤミラミが荒らした後の詰め役。 |
| スターミー | 選出画面で圧をかけ、相手の選出を歪ませる。高速処理枠としても優秀。 |
| 特殊受け | 高火力特殊やフェアリー技への引き先。メガヤミラミ単体で全対応しないために必要。 |
特にウルガモスとの相性は良好です。ウルガモスはステルスロックを強く嫌うため、メガヤミラミがステロ展開を止められると、終盤の積み展開を狙いやすくなります。
苦手な相手と対策
| 苦手な相手 | 理由 | 対策 |
|---|---|---|
| フェアリー技持ち | メガヤミラミの明確な弱点を突かれる。 | 鋼・毒・炎などの引き先を用意する。 |
| ラムのみ物理アタッカー | おにびを一度無効化される。 | イカサマや裏の受け駒でケアする。 |
| 高火力特殊アタッカー | めいそう前に押し切られる可能性がある。 | 特殊受けへ引く。無理にメガヤミラミで見る必要はない。 |
| みがわり持ち | おにびやイカサマの通し方が難しくなる。 | 早めに攻撃し、裏の処理ルートを用意する。 |
| 急所・追加効果 | 受け構築全般の事故要因。 | PP管理と引き先を意識し、1体に依存しすぎない。 |
サンプル構築イメージ
| 枠 | 役割 | 採用理由 |
|---|---|---|
| メガヤミラミ | 変化技反射・物理ごまかし | ステロ、挑発、状態異常を跳ね返し、鬼火とイカサマで崩す。 |
| ウルガモス | 積みエース | ステロ拒否の恩恵が大きく、終盤に勝ち筋を作れる。 |
| ドヒドイデ | 受け補助・黒い霧 | 積み対策、毒サイクル、物理・特殊のクッション。 |
| ガブリアス | 高速処理・終盤掃除 | サイクルで削った相手を地震や高火力技で処理する。 |
| スターミー | 選出圧・高速特殊 | 相手の選出を歪ませ、受け構築の裏に攻撃的な圧を置く。 |
| フェアリー・特殊受け | 補完枠 | メガヤミラミが苦手なフェアリーや高火力特殊を受ける。 |
総評
メガヤミラミのマジックミラー受け構築は、相手のステルスロック・ちょうはつ・どくどくを拒否しながら、鬼火とイカサマで物理アタッカーを崩すテクニカルな型です。
カバルドンやガブリアスの展開を止め、ウルガモスのようなステロを嫌うエースを通しやすくできる点は、他の受けポケモンにはない独自の強みです。
一方で、受け構築は読み合いとPP管理が難しく、フェアリー技やラムのみ、急所で崩されるリスクもあります。止めるだけでなく、どこでウルガモスやガブリアスを通して勝つかまで考えると、この型の強さを引き出しやすくなります。

