メガスピアーといえば、「攻撃と素早さが極端に高く、防御面はペラペラ」という、まさにフェローチェのような性質を持つ高速アタッカーとして有名です。
しかし今回、とあるゆっくり実況動画で披露され話題になったのが、そんなメガスピアーに「マッシブーンのような圧倒的物理耐久」を付与し、両方の性質を併せ持たせてしまったという「てっぺきバトン型メガスピアー」です。
▶ 参考動画(ゆっくり実況)
- フェローチェ×マッシブーン:超高速から「てっぺき」を積み、後続にバトンタッチで要塞化させるギミック。
- 意表を突く努力値:まさかの「防御(B)全振り」。相手の物理技を耐えて確実にバトンを繋ぐ。
- 最強のバトン先:マホイップやドドゲザンに防御ランクを引き継ぎ、全抜きを狙う。
常識を破壊する「てっぺきバトン型」の構成
通常のメガスピアーは、「とんぼがえり」で有利対面を作りながら逃げ回るのがセオリーです。しかし、この型はあえて相手の物理アタッカーの前に居座り、超スピードで上から「てっぺき」を積むという予想外の行動に出ます。
技構成と努力値(能力ポイント)
| 技名 | 役割と解説 |
|---|---|
| てっぺき | 防御を2段階上昇。本来なら紙耐久のメガスピアーが物理技を耐えるようになります。 |
| バトンタッチ | 上昇した防御ランクをそのまま後続のポケモンに引き継ぎます。 |
| とんぼがえり | バトンが通らない場面での対面操作用。 |
| どくづき 等 | 最低限の削りを行うタイプ一致打点。アシレーヌやフェアリーへの遂行技。 |
- どくびし / ステルスロック:バトン前に余裕があれば場を荒らす設置技。
- まもる:「てっぺき」を積む隙を作るための保険・様子見技。
- フェイント / はたきおとす:みがわり対策や、アイテム除去による後続サポートとして。
調整テーブル
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 持ち物 | メガスピアーナイト(メガシンカ専用) |
| 特性(メガ後) | てきおうりょく(タイプ一致技2倍) |
| 性格 | ようき(素早さ↑) |
| 努力値 | HP12〜20 / 防御252 / 素早さ少振り(防御全振り型) |
| 実数値目安 | 防御120〜140台(てっぺき1回で240〜280相当)/ 素早さ145台 |
| 個体値 | 防御・素早さは必須31 |
天敵ポケモンと対策
| 天敵 | 理由と対策 |
|---|---|
| 特殊アタッカー全般 | てっぺきで物理は防げるが特殊は無防備。バトン先でめいそうを積んでカバー。 |
| アンコール持ち(エンニュート等) | てっぺきをアンコールされバトンが詰む。とんぼがえりで逃げる。 |
| ほのおタイプ(4倍弱点) | どくタイプ特性でほのおが4倍。バトン先で対処するか選出を避ける。 |
| みがわり持ち | バトン自体はみがわりを貫通しないため機能が落ちる。フェイントで破壊。 |
個体値は攻撃・素早さを最高値(31)に設定推奨。
・推奨調整:ようき HP12〜20 / 攻撃少 / 防御32 / 素早さ少
驚くべきことに、防御(B)に極振りしています。元々の防御(種族値40)は紙ですが、Bに振ることでメガ後実数値が120〜140台に達します。
これにより「てっぺき(防御+2)」を積むことで、オオニューラの攻撃やメガギャラドスの「たきのぼり」といった強力な等倍物理技を確実に耐え、バトンを繋ぐことが可能になります。
※メガ前の特性は「てきおうりょく」固定ですが、メガシンカ前でも高火力を出せるメリットがあります。
最強のバトン先(エースポケモン)たち
メガスピアーが命懸けで作った「防御+2」のバトンは、強力なエースへと託されます。動画内で活躍した2体のバトン先を紹介します。
1. マホイップ(特防要塞・あくび無効)
バトン先として最も優秀なのがマホイップです。
- 「スイートベール」で眠り無効:環境に多いカバルドンなどの「あくび」展開を完全にシャットアウトします。
- 「めいそう」で特防も強化:物理耐久はバトンでもらっているため、自前で「めいそう」を積めば物理・特殊両方で突破不可能な完全要塞が完成します。
2. ドドゲザン(物理の鬼)
メガギャラドスなどの強力な物理アタッカー相手にはドドゲザンを投げます。「てっぺき」を引き継いだドドゲザンは、メガギャラドスの「たきのぼり」程度ではビクともしません。「つるぎのまい」を積んで「ふいうち」で全抜きを狙います。
メガスピアーを活かす構築とテラスタル
推奨テラスタル(Tera Type)
バトン構築では「積みやすさ」を優先するため、メガスピアー自身の耐久を上げるテラスタルが有効です。
- はがね / かくとう:物理耐久をさらに高め、等倍物理技を半減で受けて「てっぺき」を強引に積む防御的選択。
- むし / どく:「とんぼがえり」や「どくづき」の火力を底上げし、バトン失敗時のアタッカーとしての役割を確保する攻撃的選択。
相性の良い構築例(サンプル)
バトン先の特殊耐久の低さを補う味方や、展開をサポートする構築が必要です。
- メガスピアー(てっぺきバトン)
- マホイップ(めいそう特防要塞)
- ドドゲザン(つるぎのまい物理スイーパー)
- ガブリアス(初手ステロ撒き・起点作成)
- ミミッキュ(透かし枠)
- 特殊受け(ほのお・でんき対策)
実戦での立ち回りと注意点
この構築の最大の強みは「相手が絶対に警戒しない」ことです。
初手でガブリアスやオオニューラと対面した際、相手は100%「メガスピアーは『とんぼがえり』で逃げるか、タスキ警戒で殴ってくる」と考えます。そこに上から「てっぺき」→「バトンタッチ」が決まるため、相手の戦術を完全に崩すことができます。
バトン構築の宿命として、「ドラゴンテール」や「ほえる」といった強制交代技を受けるとランク上昇がリセットされてしまいます。
また、防御を上げても「急所に当たる」とランク上昇を無視されて大ダメージを受けるため、マスカーニャの「トリックフラワー」のような確定急所技には絶対にバトン先を合わせないようにしましょう。
まとめ:たまには面白いギミック構築で遊ぼう!
メガスピアー=「超高速・超火力・紙耐久」という固定観念を逆手に取り、見事にマッシブーンの性質を併せ持たせた「てっぺきバトン型」。
上位帯のガチガチの構築に疲れた時や、相手の意表を突いて「えっ!?」と思わせたい時に、ぜひこのメガスピアーを育成してランクマッチに潜ってみてください!

