メガ進化の圧だけで積み放題、通常ミミロップのバトン展開が読めなさすぎる

ミミロップ育成論|ポケモンチャンピオンズ

ミミロップ育成論を探している人向けに、あえてメガシンカせずに使うバトンタッチ型ミミロップを解説します。

ミミロップは、通常ならメガシンカして高速アタッカーとして動くイメージが強いポケモンです。しかし今回の型は、そのメガミミロップの圧を逆手に取り、相手の守る・交代・受け出しを誘ってコスモパワーこうそくいどうを積み、裏のエースへバトンタッチするギミックです。

▶ 参考動画

この記事でわかること(結論)
  • この型は、メガミミロップ偽装で相手の対策行動を誘うバトンタッチ型です。
  • コスモパワーで防御・特防を上げ、こうそくいどうで素早さを上げて裏へ繋ぎます。
  • アンコールで鉄壁・はねやすめ・補助技を縛ると、積みの起点を作りやすいです。
  • バトン先はアーマーガア、ラウドボーン、ピクシーのような積みエースと相性が良いです。

ミミロップの基本スペック

項目 内容
ポケモン ミミロップ
持ち物 メンタルハーブなど
特性 メロメロボディ / ぶきよう / じゅうなん。バトン役では麻痺を避けられるじゅうなんが扱いやすい。
タイプ ノーマル
弱点 かくとう
無効 ゴースト
役割 起点作成、能力上昇バトン、メガミミロップ偽装、アンコール妨害

通常ミミロップの種族値

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 合計
65 76 84 54 96 105 480

メガミミロップほどの攻撃性能はありませんが、通常ミミロップでも素早さ105族と十分速く、補助技を絡めた展開役としては優秀です。相手が「どうせメガシンカして殴ってくる」と考えるため、初動の読み違いを作りやすいのが最大の強みです。

この型のコンセプト

メガミミロップのねこだまし・高速格闘打点を警戒した相手の「守る」「交代」「受け出し」を、そのままコスモパワーやこうそくいどうの起点に変える型です。攻撃性能ではなく、相手の認識をずらすことが一番の武器です。

なぜメガシンカしないのか

メガミミロップの圧が相手の行動を歪ませる

メガミミロップは、高速からねこだまし・トリプルアクセル・インファイトを押し付ける強力なアタッカーです。メガゲンガーやメガマフォクシーのような高速メガにも圧をかけ、ギルガルドやブリジュラスにも格闘打点を通せます。

そのため、相手は初手ミミロップを見ると「ねこだましを受ける」「メガシンカ後に上から殴られる」という前提で動きます。今回の型は、その警戒を利用してコスモパワーやこうそくいどうを積むのが狙いです。

守る・交代・受け出しを起点にできる

台本内では、メガゲンガー対面で本来ならねこだましを警戒して守る、またはカバルドンやブリジュラスへ引く動きが一般的だと説明されています。しかしこの型は、そのターンに攻撃せずコスモパワーを積みます。

つまり、相手が正しくメガミミロップを警戒するほど、こちらのバトン展開が通りやすくなります。ここがこの型のいやらしいところです。

おすすめ調整

性格・努力値 狙い
HS起点作成型 ようき / HP252・素早さ252・残り防御 上からアンコールやバトンタッチを押しやすい基本型。
HB耐久型 わんぱく / HP252・防御252・残り素早さ 物理アタッカーやボディプレスを受けながらコスモパワーを積む。
HD安定型 しんちょう / HP252・特防252・残り素早さ メガゲンガーや特殊技を意識して、コスモパワー前の行動保証を高める。

実数値は環境や個体値で変わりますが、HS型は「上からアンコールやバトンタッチを押す」こと、HB・HD型は「コスモパワーを積む前の一撃を耐える」ことが目的です。攻撃技を持たない場合は、素早さよりも行動保証を優先する調整も有力です。

持ち物の候補
  • メンタルハーブ:ちょうはつ対策。台本でもメンタルハーブに触れられており、バトン型と相性が良いです。
  • オボンのみ:HP管理を安定させ、積むターンを増やします。
  • きあいのタスキ:初手性能を重視する場合の候補。ただしステルスロックに弱くなります。

技構成

技名 優先度 役割
コスモパワー 確定 防御・特防を1段階上げる。バトン先の耐久を底上げする核。
こうそくいどう 確定級 素早さを2段階上げる。メガゲンガーなどの上を取るために重要。
バトンタッチ 確定 能力上昇を裏のエースへ渡す。型の目的そのもの。
アンコール 優先 鉄壁・はねやすめ・守る・補助技を縛り、積みの隙を作る。
ねこだまし 選択 メガミミロップ偽装を強めるが、技スペースが厳しい。
でんじは 選択 バトンできない試合でも最低限の妨害ができる。
みがわり 選択 状態異常や交代読みをケアしながら積む。技スペースはかなり厳しい。
攻撃技なしのリスク

コスモパワー・こうそくいどう・バトンタッチ・アンコールの4技にすると、ミミロップ自身は攻撃できません。ちょうはつ、ほえる、ドラゴンテール、くろいきりなどの対策技には注意が必要です。

テラスタル候補

テラスタイプ 目的 評価
ノーマル ゴースト無効を維持 元タイプを維持する安定択。バトン役としての役割を崩しにくい。
はがね 格闘以外の耐性を大きく増やす 毒・飛行・フェアリーなどを受けやすくなる防御寄り候補。ただし格闘弱点は残る。
フェアリー 格闘への切り返しを意識 通常の格闘弱点を消せるため、高火力格闘への緊急回避として有力。
ゴースト 格闘技・ねこだましを透かす 読まれにくい変化球。バトン前の行動保証を作りやすい。

基本はテラスタル前提にしない型ですが、どうしてもバトンを通したい試合では、フェアリーやゴーストで格闘技をずらす選択肢があります。

立ち回り

STEP1
メガミミロップに見せて初手圧をかける
相手にねこだましや高速格闘打点を警戒させ、守る・交代・受け出しを誘います。
STEP2
コスモパワーで耐久を上げる
相手が様子見したターンにコスモパワーを積み、ミミロップ自身とバトン先の耐久を底上げします。
STEP3
アンコールで補助技を縛る
鉄壁、はねやすめ、守る、身代わりなどを見たらアンコールで固定し、さらに積む隙を作ります。
STEP4
こうそくいどうからバトンタッチ
素早さを上げてから、アーマーガアやラウドボーンなどのエースへ能力上昇を渡します。

バトンタッチの判断基準

理想はコスモパワー1回以上、こうそくいどう1回以上を積んでからバトンする流れです。ただし、相手にほえる・ドラゴンテール・ちょうはつ・くろいきりの気配がある場合は、欲張らず早めにバトンタッチします。

この型は「最大まで積む」ことよりも、バトン先が安全に動ける最低限の能力上昇を渡すことが重要です。

実戦で強かった展開

アーマーガアへのバトン

1試合目では、ミミロップがコスモパワーとこうそくいどうを積み、アーマーガアへバトンタッチする展開が決まりました。そこからビルドアップを重ね、つけあがるで相手のメガゲンガーやアーマーガアまで崩していきます。

特に強いのは、こうそくいどうを渡すことで、通常なら上を取られやすい相手にも先手を取れる点です。メガゲンガーが道連れや滅びの歌を持っていても、上から倒せる展開を作れます。

ラウドボーンへのバトン

2試合目では、ミミロップとピクシーでコスモパワーを重ね、最終的にラウドボーンへ繋ぐ展開が狙われています。ラウドボーンはフレアソングで攻撃しながら特攻を上げられるため、耐久と素早さを受け取ると一気に止まりにくくなります。

身代わり持ちのメガユキメノコに対しても、フレアソングで身代わりを貫通できるため、バトン先としてかなり相性が良いです。

相性の良い味方

味方 相性が良い理由
アーマーガア コスモパワーとこうそくいどうを受け、ビルドアップ+つけあがるで全抜きを狙えます。
ラウドボーン フレアソングで火力を上げながら攻撃でき、耐久・素早さバトンとの相性が良いです。
ピクシー コスモパワーやバトンタッチを重ねられ、マジックガードなら毒展開にも強く出られます。
ガブリアス ステルスロック、ドラゴンテール、岩石封じで起点作成し、ミミロップを着地させやすくします。
天然持ち対策 天然相手には能力上昇が通りにくいため、別の崩し枠を用意したいです。

苦手な相手と対策

苦手な相手 理由 対策
ちょうはつ持ち 積み技とバトンタッチを止められる。 メンタルハーブで一度だけケア。アンコールで逆に縛る。
ほえる・ドラゴンテール バトンタッチ前に流される。 相手の技を確認し、アンコールや先にバトンする判断を取る。
くろいきり・てんねん 能力上昇を無視・リセットされる。 バトン先を変えるか、通常の攻撃プランに切り替える。
高火力格闘技 通常ミミロップはかくとう弱点。 初手対面を避ける、コスモパワー後に受ける、ゴーストへ引く。
急所 積んだ耐久上昇を無視される。 積みすぎず、勝てるタイミングで早めにバトンする。

  • ちょうはつ:メンタルハーブで一度は返せますが、2回目以降は厳しいです。相手がちょうはつ持ちなら、初手からアンコールを狙うか早めにバトンします。
  • ほえる・ドラゴンテール:能力上昇ごと流されるため、最も危険です。相手が起点回避技を持ちそうなら、欲張らずに即バトンが安全です。
  • くろいきり:能力上昇を消されるため、バトン先で無理に詰めるより、別の勝ち筋へ切り替えます。
  • てんねん:能力上昇を無視されるため、つけあがるやフレアソングのような別角度の圧力を用意します。
バトン型を使うときの注意

この型は決まると強力ですが、対策技を持つ相手には一気に崩されます。毎試合初手に出すのではなく、相手がメガミミロップを強く警戒しそうな構築にだけ選出するのが安定します。

サンプル構築イメージ

  • ミミロップ:コスモパワー・こうそくいどう・アンコール・バトンタッチ。
  • アーマーガア:バトン先。ビルドアップ+つけあがるで全抜き。
  • ラウドボーン:バトン先。フレアソングで火力を伸ばす。
  • ピクシー:バトン補助。毒や定数ダメージへの耐性を持ちやすい。
  • ガブリアス:ステロ・ドラゴンテール・岩石封じで起点作成。
構築の流れ
ガブリアスでステルスロックや岩石封じを入れる → ミミロップをメガミミロップに見せてコスモパワー・こうそくいどう → アーマーガアまたはラウドボーンへバトンタッチ → つけあがる・フレアソングで詰める。

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まとめ

あえてメガシンカしないミミロップは、メガミミロップの攻撃性能そのものではなく、相手がメガミミロップを警戒する心理を利用するバトンタッチ型です。

コスモパワーで耐久を上げ、こうそくいどうで素早さを上げ、アンコールで相手の補助技を縛ってから、アーマーガアやラウドボーンへ繋ぐ。決まれば相手の対策行動そのものを起点に変えられるため、知らない相手には非常に刺さります。

一方で、ちょうはつ・ほえる・ドラゴンテール・くろいきり・てんねんには注意が必要です。相手の構築を見て、メガミミロップ偽装が通る試合だけ選出するのが、この型を活かす一番のコツです。